頚椎から出ている神経は鎖骨の下、腋の下を通り指先まで走行しています。
この神経は1本ではなく複数本出ています。大まかに腕の内側、外側、真ん中と通ります。
また、それぞれの神経は枝分かれしても行きます。
神経は圧迫を受けたり、引っ張られると痛みやしびれを出します。
五十肩、テニス肘、腱鞘炎でも神経の問題を解決しないと良くならない場合もあります。
もし、あなたがこれらの症状があって長引いているなら神経に対してのアプローチをしないといけないかもしれませんね。
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新型コロナウイルス感染対策として多くの企業がテレワークを実施しています。
テレワークで腰痛に悩まされている方、いっぱいいそうですね。
基本的にはデスクワーク腰痛と同じなんですが、自宅でのテレワークとなりますと椅子や机が職場とは違い作業姿勢がより悪くなってしまいます。
自宅でのパソコン作業は猫背姿勢が職場でのデスクワーク時よりひどく、これにより腰への負担が増加します。また、通勤で何となく鍛えられていた足腰も弱り体幹を支える筋力が低下し、更に腰への負担がかかります。
テレワークでの腰痛には作業姿勢の改善と体幹を支えるインナーマッスルのトレーニングが必要となります。
特に、腸腰筋、臀部筋、ハムスト、内転筋、広背筋のトレーニングが重要となります。
40歳代から骨の変形が始まると言われております。猫背姿勢で何年も生活していれば背骨も曲がってきますよ。また、45歳以降は体幹を支えるインナーマッスルの筋断面積が減って行きます。これは筋力低下を意味します。ですから、40歳代の方は10年先、20年先をイメージしておいた方がいいのではないでしょうか。
ちなみに、腰痛だけに限った話ではないのです。ストレートネック、肩こり、五十肩、変形性膝関節症などにも大きく関わってきます。
サプリを飲んでいれば大丈夫って訳にはいかないのです。
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今回は五十肩についてです。
肩が上がらない。後ろに回せない。夜中痛い。などなど色々な症状がありますが、
今回はいつになっても動きが悪い、動かない、動かすと痛いについてお話ししていきます。
まず、五十肩といってもいきなり肩が動かなくなることはありませんよね。
徐々に酷くなって行くかと思います。
では、肩の内部ではどのような事が起きているのでしょう。
まず、痛みに伴って炎症が生じます。この炎症なんですが、肩関節に滑液包と言う滑りを良くする組織がありまして、そこが炎症を起こしていくケースが多いです。
この滑液包は痛みを感じるセンサーが多く存在しますので炎症刺激がセンサーを刺激して強い痛みを生みます。また滑液包の周りには関節包と言う関節を保護している組織があります。この関節包にも痛みセンサーが多く、炎症刺激が作用して強い痛みを引き起こします。
関節包は柔軟性のある組織でコラーゲン線維を構成成分として持っています。
このコラーゲン線維なんですが炎症が生じますと線維芽細胞の働きにより増生されて伸張性が乏しくなります。
炎症が長引いてくとなかなか痛みが取れない。痛いからあまり動かさないように生活する。
この不動の状態もコラーゲン線維の増生に繋がりまして、肩関節の拘縮と言う状態になってしまうのです。
肩関節の拘縮が起こるともう〜大変。回復するまでに半年、一年、それ以上の期間が必要となるのです。
ですから、炎症の早期鎮静化、リハビリの早期開始がカギになってきます。
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両肩が同時に五十肩になる方がごく稀にいらっしゃいます。
ここ十数年で3人程診たことがあるぐらいです。
先日来院された患者さんも両肩の五十肩だと思って来院されました。
色々とお身体をチェックさせて頂きましたが五十肩特有の所見がハッキリとは出ません。
それよりも頚部由来の問題の方がひっかかります。
両肩や両腕の筋力検査をしますと力が上手く入りません。
もう少し細かくチェックしてみると下部頚椎の障害から両肩の症状を引き起こしているようです。
以前、整形外科でストレートネックと言われたそうです。
頚部以外の背骨も念のためチェックしてみます。
胸腰椎移行部、仙骨骨盤部の可動性の問題もありました。
このように肩が痛いからと言って肩に問題の無いケースがあります。
自己判断せずにお身体のチェックをオススメ致します。
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11月に入り朝晩は冷えてきましたね。喉風邪の方が増えてます。気をつけてくださいね。
今回は指、肘、肩の障害が首からきてるかも?って言うお話し。
先日久しぶりに来院された患者さんなんですが、肩や肘が痛む。しびれもある。
地元の整骨院で五十肩と言われて1ヶ月程通院するも全く改善しないとのことで当院に来院されました。
まず痛みのある肩や肘の理学検査をしました。 異常なし。
次に頸椎の理学検査をしました。
ビンゴです。
頸椎の4、5番目の障害が肩、肘の痛みしびれを誘発させていました。
また別の患者さんはテニス肘と病院で診断されたそうですが頸椎の問題でした。
指先がしびれると訴える患者さんも首でした。
このように痛みのある部位が悪いわけでは無いと言うことをわかって頂きたいのです。
この様な事は珍しくありません。
しっかりチェックすればわかります。
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最近、肩痛の患者さんが増えてます。
「五十肩だと思うのですが、、、、」
大体皆さん仰います。
肩が痛い=五十肩なのでしょうか?
肩の可動域テストや理学検査、エコー検査を実施するのですが、
殆ど場合、五十肩ではありません。
では何だ! となりますよね。
実際には肩の筋肉や腱の損傷や肩こり、頸椎の障害からの肩痛だったりしてます。
自己判断せずにしっかり診てもらった方が良いと思いますよ。
しかも、上記した障害から本当の五十肩に移行してしまうコトがあります。
肩痛を発症してもそのうち治るだろうと数ヶ月放置し、結局五十肩になってしまう。
こうなるとすぐには治りません。半年や一年かかるコトもあります。
ただでさえ肩痛の完治には時間がかかります。
早めに診てもらった方がいいですよ。
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突然ですが、メカノレセプターって知ってます?
何だそれ!って感じですよね。
身体の色々な箇所にあるセンサーのことです。
身体には色々なセンサーがありましてセンサーに情報が入力されると中枢神経系に伝達されその情報を元に身体各部に指令が行き調整が行われます。
余計に分かりにくいですかね。
例えば、山道を歩行中に足元が滑ってぐらついた時に咄嗟に倒れないように踏ん張るとかです。
このメカノレセプターは各関節部にあり関節の曲げ伸ばしや圧力を感知しています。
特に多く存在する場合が足裏なんですよ。
足裏の親指や母指球、カカトあたりが特に多いです。
高齢者は転倒するリスクが高いから運動して足腰を鍛えましょう〜とか
スポーツ選手でよく怪我する人は怪我予防に筋トレしましょう〜とか言われるのですが、
この足裏のセンサーの感度を上げておかないと一生懸命鍛えても身体が正しく反応しないので勿体ないです。
では、どうすればいいか。
足裏を刺激してあげてください。
はだしで生活。青竹踏み。揉む摩る。なんでもいいですよ。強く刺激する必要はありません。
散歩もいいです。毎日刺激してみましょう。
ちなみにサイズの合っていない靴を履いているのも感度を下げるようですよ。
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先日の台風は凄かったですね。関東直撃で甚大な被害がありました。
私の実家も一時的ではありますが停電していました。未だに停電している所が沢山ありますから早く復旧して欲しいと願うばかりです。
今回のお話は痛む場所の共通点についてです。
首が痛い。腰が痛い。などなどありますが、皆さま大体同じような所が痛むのです。
これは何なのでしょうか?
姿勢が悪いから? 骨盤の歪み? 運動不足?
色々ありますが、痛みを出す部位には受容器が沢山あるからです。
受容器? 簡単に言うとセンサーの事です。
痛みを感知するセンサー。このセンサーが密集している所が痛みを出し易いのです。
痛みの発生に関しては前回の投稿で説明した酸欠が関係していますので合わせて読んで頂ければと。
後頭部周囲や腰と骨盤の境などはこのセンサーが多いのです。
反対に腿の筋肉などは少ないです。
部位によって密集度合いに偏りがあるんですねー。
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猛暑日が過ぎたら秋雨前線がやって来ましたね。秋の足音が聞こえてきたこの頃です。
今日は痛みの原因をお話しますね。
身体に起こる痛みの大半が筋肉からの痛みと言われています。
では、筋肉内部ではどの様なことが起きているのか。
簡潔に言うと酸欠が原因です。
筋肉内部の血流が不足すると栄養と酸素が足りなくなります。
これらが不足すると筋肉内の代謝が低下します。
これにより痛みは発生するのです。
では、対処はどの様にすれば良いのか。
血行を良くするコトです。
揉んでもいいし温めてもいい。体操などで動かす事でもいいでしょう。
方法は何でも良いのです。
難しく考えずにやってみてください。
セルフケアでなんとかなるモノも多いです。
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今年は梅雨が長引きそうですね。今日は久しぶりに晴れ間もありましたが、週末は天気くずれそうですよ。毎週末雨で嫌になります。
今日は首のお話なんですが、手の腱鞘炎とかテニス肘、ゴルフ肘。あとは肩こりや肩痛とか
ありますよね。手が痛い。肘が痛い。肩が痛い。とりあえず様子を見ていたけど痛みが引かない。
近くに整形外科で診てもらって、レントゲンに異常はなし。
「腱鞘炎ですね」 「テニス肘ですね」 とか言われて湿布と痛み止めで更に様子見。
良くある話です。
まあ〜これで良くなる人はいいですけど。中には全然良くならない人も。
で、首のお話です。
頚椎から神経が出ているのはご存知ですね。
頚椎から出た神経は腕や肩に伸びています。神経は筋肉の中を通っていますので首の筋肉が硬くなっていると神経の通りが悪くなって手や肘、肩の痛みを起こすことがあります。
首に痛みが無くても起こります。
ですから、井田はまずはじめに首を必ずチェックします。頚椎に異常が無ければ患部だけ施術すれば良いですし、その様な場合は治りが早いです。
頚椎に問題があれば患部と頚椎に関係するところを施術していきます。特に猫背など姿勢の問題や骨盤の問題は頚椎に大きく関わってきます。
問題箇所が多ければ治るまでの期間もそれなりにかかってきます。2〜3回施術すれば治るってモンでもないのですよ。
ひどい場合は数ヶ月から半年ぐらいかかります。
首の問題が絡むと厄介です。
慢性的な肩こりも頚椎が絡みますし。
肩こりは万病の元なんて言いますしね。
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