痛みを訴えて来院される患者さんに痛めた原因を訊ねると、何かした覚えはないとの返答がよく返ってきます。
原因がないのに痛くなったりはしないと思います。
要は直接的な外力によって痛めたのではないということだと思います。
では、何が起こっているのでしょうか。
それは反復と不動が原因です。
反復とは、動かし過ぎ、使い過ぎ、間違った身体の使い方をしたなどのことです。
不動とは、例えばデスクワークで長時間座り続ける、寝過ぎるなどです。
筋肉や筋膜は反復運動によって硬化が起こります。
さらに進行すると挫傷を起こすかもしれません。
これは長期間かけて起こるもので日頃の生活習慣に関わってきます。
不動も同様に筋肉や筋膜の硬化を起こします。
ですから、何かした覚えはないけど痛みが生じるのです。
身体は少しずつ不調のサインを発しています。
気のせいだと無視しないで身体の声を聞いてあげてください。
日頃から身体を労ってあげてください。