皆さん、胸郭をご存知ですか?
肋骨まわりといえばわかるでしょうか。
この胸郭の中には心臓や肺が収められており、首・背中・胸部・腹部の筋肉が付着しています。
横隔膜もあります。
胸郭の役割は、胸郭内の臓器を保護したり、呼吸に関わっています。
今回のお話は呼吸についてです。
呼吸を考えていくと呼気と吸気に分けられます。
胸郭が膨らんだり、縮んだりして息をしています。
その際、首、背中、胸部、腹部、横隔膜が伸びたり縮んだりするのですが、この胸郭の動きが悪い方がとても多い。
しなやかさがないといえばいいでしょうか。
胸郭の動きが悪いと息が浅くなります。
深呼吸ができていない。
人によっては左右で動きが違う場合もあります。
胸郭がしなやかに動かないということは、関連する周囲の筋肉が固まっているということです。
胸郭の動きが悪いと首や肩に不調が出たりします。
腰痛もあります。
痺れを起こすこともあります。
膝痛や肘痛に関わっていたというケースもあります。
とにかく、さまざまな所に関わってきます。
長時間のデスクワークで猫背になっている方は、まず胸郭を緩めないと治らないですね。